マンチェスター・シティのOKX提携と新時代のサッカー

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イングランドのマンチェスターに拠点をおき、プレミアリーグに所属しているサッカークラブ「マンチェスター・シティFC」がOKXという企業と提携をしました。OKXとはどういう企業なのか?これからどういうシナジーが生まれていくのか、解説していきます。

マンチェスター・シティが仮想通貨・新興企業OKXと提携

2022年3月4日、マンチェスター・シティFCが、取引量2番手を誇る暗号資産(仮想通貨)取引所であるOKXと複数年にわたるパートナーシップ契約をしたというニュースが業界を駆け抜けました。今回のパートナーシップの対象は、男性・女性両チームだけでなく、eスポーツ事業も含まれており、ファンに対する限定体験の提供を目的としたプロジェクトをどのように進めるか、一緒に模索していくことが目的とのことです。

こういった新しい取り組みはここ数年盛んになっており、プレミアリーグ ブックメーカーの登場もその一つと言えます。オンラインで手軽に海外リーグの試合にアクセスし、観戦するだけではない新しい楽しみ方を提供しています。

過去にサッカークラブが暗号資産取引所と提携した事例としては、2021年12月にアメリカの女子サッカークラブチーム「エンジェルズ・シティ(ACFC)」がクリプトドットコム(Crypto.com)と暗号資産・NFTパートナーシップを提携しています。

また、2022年2月には、アフリカ最大のサッカー大会である「アフリカネイションズチャンピオンシップ2021(AFCON 2021)」の公式スポンサーに大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が就き、FCポルトとSSラツィオ、アルゼンチンサッカー協会の公式ファントークンの発行を行なったことなども記憶に新しい出来事です。

マンチェスター・シティ× OKXは何を実現しようとしているのか?

今回のマンチェスター・シティFCとOKXの提携では、「OKX Collective」を立ち上げる予定だと発表されています。これは、没入型のファン専用のメタバース体験を提供するためのもので、ファンは「OKX Collective」を通じて、大好きなマンチェスター・シティの選手たちから限定コンテンツや、各選手のプレースタイルや趣味に合わせた特別な体験をもらえたり、さらには選手から報酬をもらうことも可能になります。具体的には、音楽やNFTをベースとしたデジタル体験に加え、トレーニングの限定コンテンツも提供されると言われています。

マンチェスター・シティFCのキャプテンを務めるイルカイ・ギュンドアン(İlkay Gündoğan)選手は「サッカーではファンコミュニティがすべてです。マンチェスター・シティFCのファンは世界一なので、OKX Collectiveが素晴らしい場所になることは間違いないでしょう。Web3の開発には、以前から注目していました。OKXで学び続け、視聴者をより身近に感じられるようにしたいと思います。」と述べています。

マンチェスター・シティFCは、2021年12月にもメタバース(仮想空間)上での試合観戦体験を構築するために、ソニーグループと提携しています。今回の「OKX Collective」ではファンがNFTを購入したり、チームや選手が選んだ特別なプレイリストを聴いたり、選手のスタイルに合わせてカスタマイズ可能な限定コンテンツにアクセスできるファンフレンドリーなインターフェイスを完備していることから、サッカーとファンとの関係も、楽しみ方もさらに一歩進んだものになりそうです。

新時代のスポーツの楽しみ方

このようにプレミアリーグでは、チームや選手が積極的に新しい取り組みに乗り出しています。また、最近ではスポーツベッティングという新しいサッカーの楽しみ方も盛んになってきています。勝敗だけでなく、得点数、選手の活躍内容、イエローカードの数など、さまざまな切り口でベッティングを行うことができ、いつもと違う目線で試合を楽しむことができるので、新たな発見もあるはずです。こうしたスポーツの新時代の楽しみ方は、テクノロジーの発達とともにこれからも次々生まれてきそうなので、非常に楽しみですね。

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