競馬や競輪などの日本人にも馴染みのある公営競技や、サッカーやテニスなどの人気スポーツ、あるいはポーカーやスロットなどのカジノゲーム。今は世界中のどこにいても、娯楽としてベッティングを楽しむことが可能でしょう。
一方で、世界の中でも特にイギリスでは、ベッティングが盛んであるとされています。ギャンブル市場規模はイギリスだけで、なんと2.5兆円を超えるというレポートも。したがって、本記事ではイギリスでベッティングが人気である理由について、深掘りして解説します。
世界的人気スポーツの発祥地
イギリスは、数々の世界的人気スポーツの聖地として知られています。代表的なスポーツとしては、たとえばテニス。原形はフランスで生まれたとされていますが、私たちがよく知る近代テニスは、イギリスから始まりました。
また、1年を通してグランドスラム(四大大会)が開催されますが、そのうち最も格式が高いとされるのが、イギリス・ウィンブルドン選手権。センターコートの収容人数は1万5千人で、テニスプレイヤーであれば誰もが憧れる場所となっています。
また、サッカー発祥の地もイギリスです。そして、Jリーグのようにサッカーリーグは世界中に存在しますが、現時点でのリーグレベルトップはイギリスのプレミアリーグです。
したがって、イギリスは世界中のサッカープレイヤーが目標とする国となります。プレミアリーグでは今も三苫薫選手や冨安健洋選手、さらには遠藤航選手がトップチームで活躍していますが、今一度その凄さが分かるのではないでしょうか。
他にも、日本では公営競技として親しまれている競馬も、実はイギリスが発祥です。すでに1540年には、イギリスで最初の競馬場が誕生していました。一方で、日本はまだ戦国時代の真ん中にあった時代です。
このように、イギリスは世界的人気スポーツの発祥地であることから、これら競技に多くの人々がベッティングをし、観戦を楽しんでいます。
イギリスブランドのブックメーカー
スマートフォンの急速な普及から、オンラインでベッティングできるブックメーカーが続々と登場。中でも多くのユーザー数を抱えるプラットフォームとして、ベット365(Bet365)やウィリアムヒル(William Hill)、ベットウェイ(Betway)などが人気を誇っています。
一方で、これらはすべて有名なイギリスのブックメーカーとなります。つまり、イギリスで誕生したプラットフォームなのです。
これら世界的ブックメーカーがイギリスブランドであることから分かるように、イギリスではベッティングを行う環境が整備されています。したがって、ベッティングの人気は維持されているのです。
法的な枠組みと規制
イギリスでは、「ギャンブリング法2005」によってベッティングに関する包括的な法的枠組みが構築されています。そして、この法律によって、人々に公正なゲームが提供されるようにブックメーカーは規制されています。
また、現在オンライン上には数多くのブックメーカーがありますが、中には健全な運営が約束されていないものも。そのようなブックメーカーでベッティングした場合、個人情報や取引記録の漏洩などの被害リスクも考えられます。
しかし、イギリスにはギャンブリングコミッションという組織が存在。この組織が、ブックメーカーのライセンス発行や法律の遵守の監視、および違法行為や不正行為に対する罰則の執行を担当しています。
こうして、イギリスではプレイヤーが健全に保護された状態で、ベッティングを楽しむことが可能に。法的な枠組みと規制による安全保障が、ベッティング人気を高める大きな理由の1つとなっているのです。
イギリスでベッティングが人気である理由とは? – まとめ
世界がベッティングに熱狂する中、その中心にあるのがイギリスです。本記事で示してきたように、イギリスでのベッティングの人気は、長い歴史を持つスポーツの起源や法的枠組みによって支えられています。
そして、このような下地もあり、安全で信頼性の高いブックメーカーがイギリスから多く誕生しています。そのため、イギリスにおいてはベッティングは国民的なイベントであり、単なる娯楽から経済的影響を与える規模にまで、人気は拡大し続けることでしょう。
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